MA(マーケティング・オートメーション)ツールとは？

MAツールって何？っという方に向けに、ツールの代表的な機能をメーラーとの比較しながら簡単にご紹介します。

メール配信ツールの分類
1. 「3タイプ」を用途別にご紹介
「個人用メーラー（Outlookなど）」と「メール配信ツール」の違い
1. 「メール配信ツール」の基本的な機能
MAツール　その他ツールとの機能比較
1. MAツールの主な機能
2. MAツール運用の流れ

メール配信ツールの分類

「3タイプ」を用途別にご紹介

メールを配信するためのツール（サービス）は、大きく分けて「個人利用のメーラー」、「メール配信ツール」、「MA(マーケティング・オートメーション)ツール」があります。多数のメールアドレスへの一斉メール配信や特定の行動があった方を指定してメール配信するなど用途に応じてツール（サービス）を選択できます。

個人用メーラー

主な用途は個人メールアドレスからのメールの送受信。代表的なメーラーとしてはGmailやOutlookなどがある。Webブラウザ上で利用するタイプとパソコンやスマホにソフトウェアをインストールして利用するタイプがある。

メール配信ツール

主な用途は多数のメール送信先（メールアドレス）をツールに登録しメールを一斉配信。サーバーまたはパソコンにソフトウェアをインストールするタイプとSaaS（インターネット経由でシステムを利用する）がある。

MAツール

主な用途は、メールを一斉する送信する機能に加えて、自社Webサイトのユーザアクションを計測し、そのアクションをトリガーにして予め設定しておいたメールを自動配信することができる。

ソフトウェアやサービスによって機能の違いがあります。それでは次の項目以降で詳しく見ていきましょう。

「個人用メーラー（Outlookなど）」と「メール配信ツール」の違い

「メール配信ツール」の基本的な機能

まずは、個人用メーラー（Outlook、Gmailなど）とメール配信ツール（サービス）の違いについて解説します。
メール配信ツール（サービス）の特徴は、複数名で登録データ（メールアドレスや会社名などの情報）管理やメール配信業務（メール作成から配信、結果共有）を行える点にあります。

メール配信の業務が「個人」から「組織」に変わることで業務が効率化し、情報共有も進むので情報発信の精度がアップする効果が期待できます。

メール配信リスト・管理機能

メールアドレスや氏名、会社名、部署など名刺情報の登録
グループ分け（会社名や業種など）して登録
登録したデータを複数で管理できる（アクセス権の設定）
配信エラー、配信停止依頼を配信リストに自動で反映

メール作成・配信・管理 機能

HTMLメールを簡単に作成（エディタ、テンプレート）
一括メール配信、グループ別メール配信
配信結果データ管理（開封/クリック数）

POINT

管理が「個人」から「組織」に変わると

メール配信/データ管理の手間が減る
情報発信の精度がアップする

MAツール　その他ツールとの機能比較

MAツールの主な機能

MAツール（マーケティング・オートメーションツール）は、メール配信ツールの機能に加えてメールを開封した人、メール内のURLをクリックした人を特定することができる仕組みを備えています。また、特定できた人がその後Webサイトを訪問した場合、どのページを閲覧したかが分かる仕組みもあります。
また、メール内のURLをクリックした人、特定のWebページを閲覧した人を対象に予め設定しておいたメールを自動で配信することができます。
その他、Webサイトにお問合せフォームやランディングページを作成する機能を備えているMAツール（マーケティング・オートメーションツール）もあります。

機能の分類	機能の内容	個人用メーラー	メール配信ツール	MA ツール
顧客データ（配信リスト）	名刺情報（社名、部署など）	○	○	○
	複数名で管理	×	○	○
	メール配信結果（エラー/停止など）自動登録	×	○	○
メール作成･配信･管理	HTMLメールを簡単作成（エディタ、テンプレート）	×	○	○
	一括メール配信	×	○	○
	グループ別メール配信	×	○	○
	配信結果（開封/クリック数/エラー/停止依頼）	×	○	○
登録データとの紐づけマーケティング機能	メール開封/クリック有無により自動メール配信	×	△	○
	開封/クリックした人の特定	×	△	○
	自社Webサイト訪問者の特定	×	×	○
Webサイト関連機能マーケティング機能	問合せフォーム作成機能	×	×	○
	ランディングページ作成機能	×	×	○
	ポップアップバナー作成機能	×	×	○

MAツール運用の流れ

１．顧客データを登録
２．メール作成し配信
３．Webページ閲覧データ取得（初回配信メール経由）
４．メール配信結果データ
５．顧客データに紐づけ
　→　設定条件に基づいてメールを自動で配信

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